【熊本地震】佐賀の甘夏60箱を配布
2016.04.27
アジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)は引き続き、パートナー団体(Civic Force、ピースウィンズ・ジャパン)ととともに、熊本県益城町を拠点に支援活動を続けています。
A-PADジャパンでは現在、事務所がある佐賀県からのボランティアチーム(地球市民の会、佐賀未来創造基金より派遣)や、企業のボランティアの方々と一緒に、物資の調達・配布や、避難用テントの設置・運営などの活動を続けています。
22日からは、2トントラックを活用し、支援が届きにくい複数の小規模避難所に物資を届ける活動を続けています。配布にあたっては、事前のニーズ調査に基づき、益城幼稚園や老人福祉施設など小さな避難所に的をしぼり、肌着や下着、部屋着のほか、要望のあった歯ブラシや紙食器などを配りました。
また、避難生活が続くなか、避難者の方々の栄養の偏りやビタミン不足を解消するため、甘夏60箱を高齢者施設や福祉施設などに届けました。甘夏は、A-PADジャパンが協定を結んでいる佐賀県からの提供。被災した地域では、雨で湿気が多く、また暑い日も続いていたため、のどをうるおす果物を求めている人たちに喜ばれました。
また、ペット連れの世帯や女性向けの避難所として益城町総合体育館芝生広場に設置したエマージェンシーテントでは、26日時点で計36張に約140人の方々とペット40頭が避難しています。避難生活の長期化が予想される中、26日は、避難者の方々が少しでもほっとできるよう、テント近くにカフェコーナーを設置。ピースウィンズ・ジャパンのコーヒーや、「エコノミークラス症候群」の対策として有効なサプリメントなども配布しました。カフェでは、おしゃべりを楽しんだり、おかわりをされた方も多く、和やかな雰囲気となりました。
テントで生活している方々は、「2回目の地震で家が全壊し、戻ることができない」「昼間に荷物を取りに行ったり、家の片付けをしているが、暑さも続き疲れてきた」と、健康面や将来への不安を訴えています。
私たちは、引き続き、移り変わる被災地の状況を踏まえ、避難者の方々のニーズにあった支援を続けていきます。
今後ともご関心をお寄せいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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