【熊本地震】南阿蘇村で土砂崩れの被害者を捜索
2016.04.17
アジアパシフィック アライアンス・ジャパン(A-PAD Japan)は、熊本県での震度7の地震発生を受け、発災直後からパートナー団体のNPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)と合同緊急支援チームを結成し、レスキュー隊員と災害救助犬2頭を派遣しました。また、余震が続く中、16日午前1時25分ごろ新たに発生した震度6強の地震を受けて再び現場に向かい、南阿蘇村でも捜索活動を続けています。
支援にあたっては、ヘリで被災した現場を上空から調査し、レスキューチームが迅速に現場に向かいました。現場では、広い範囲で土砂くずれが起こり、土砂に押し流されている家や1階が完全になくなったアパートもあり、レスキュー犬「夢之丞」とともに行方不明者の捜索活動を続けています。また、現在、パートナーNPOと協力して避難所のニーズ調査も続けており、冷たい雨から被災者の方々を守るための対策準備も進めています。
南阿蘇村の被災状況について、現場で活動した隊員は「土砂崩れの規模があまりに大きく、幅100メートルほどの地域が崩れ、ごっそり流れている場所もあった」と言います。自衛隊や地元消防、警察とともに、行方不明とされる高齢女性や若者の捜索にあたった隊員は「深夜に地震が発生したため、寝室と思われる場所を中心に探したが、崩れた住宅には大量の土砂が入り込み、限られた狭い空間に救助犬を入れづらかった」と救助の難しさを語っています。引き続き捜索活動を続けていくとともに、今後は長期化が予想される避難所での生活を支える活動にも力を入れていく予定です。
被災地での活動は、皆様からの温かいご支援に支えられています。引き続きご関心をお寄せいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
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