【日本】A-PAD加盟国スタッフ研修を実施
2015.12.17
アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)では11月30日より4日間の日程で、加盟国のバングラデシュ、フィリピン、インドネシア、スリランカ、韓国より計9名のスタッフを招き、本部事務所にて研修を実施しました。
同研修は各加盟国のスタッフが官民連携の先進事例を学ぶとともに、国境を越えた相互支援の実現に向けた関係の構築を目的に実施されました。
研修では各国スタッフが近年の災害状況について報告したほか、NGOがどう対応し、他セクターとどのように連携したのか、優れた事例や課題などを共有しました。また、統括責任者である大西健丞の講義に加え、東日本大震災の際の、企業・行政・NGOの連携事例についてパートナー団体であるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、Civic Forceの活動を紹介しました。
そのほか、A-PADの発展を測るための指標である「KPI(key performance indicator)」について意見を交わし、A-PADの将来像や今後達成すべき課題について議論を重ねました。また、東京臨海広域防災公園を訪問し、地震発生時にどう行動すべきかを体験できる学習ツアーに参加。4日間を通じ、参加スタッフは、A-PADが目指すビジョンについて理解をさらに深めるとともに、日本の経験や各国での活動について知識を高めることができました。
A-PADは、加盟各国の防災能力向上に向け、今後も同様の研修実施を予定しています。