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ハグピート台風の被災地でCDRCが650世帯の家族と学校に対する支援を実施

2015.01.23

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ハグピート台風(フィリピン名:ルビー)によってフィリピンでは400万人が被害を受けました。フィリピン国家災害リスク削減委員会(NDRRMC)によると、ハグピートによって18名が死亡、916名が重軽傷を負い、42,466棟の家屋が全壊、248,204棟が半壊の被害を受けたとのことです。

この台風は2013年11月8日にフィリピンを襲った大型台風ハイエンとほぼ同じ進路を通過しました。ほとんどの被災者はまだハイエンによる被害からの復旧途中であり、多くの新しい家屋や収穫前の農地に甚大な被害をもたらしています。また、2014年12月にはチャンミー台風(フィリピン名:シニエン)がサマール島、レイテ島に上陸し、洪水や地滑りなどによって被災者は経済的、心理的に大きな被害を受けています。

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このような被害に対し、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)、そしてフィリピンでのA-PAD加盟団体である市民災害支援センター(CDRC)、レイテ開発センターが協力して、2015年1月14-16日にかけて北サマール県ロペ・デ・ベガ、マパナスにおいて災害支援活動を行いました。具体的には、台風によって家屋が全壊した650世帯に対し、米25kg、干物1.5kg、緑豆1kg、イワシ缶詰12缶、食用油2L、ブランケット、就寝用マット、衛生用キット等が入った緊急支援物資を配布しました。

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また、アジアパシフィックアライアンスはマパナスにある小学校4校、高校1校に対し、破損した天井を保護するための防水シートを配布しました。台風通過後、これらの学校では屋外で授業を行なっていましたが、防水シートによって屋内での授業が可能となります。これらの災害支援活動は北サマール県のマパナス市政府、警察、ボランティア等によって支援を受けました。

Roperto F Albueraルペルト アルブエラさん(60歳)

私の家の屋根は台風によって吹き飛ばされてしまいました。台風の間は市庁舎に避難し、他にも50ほどの家族がそこに避難していました。私が栽培していたココナッツの木も被害を受けてしまったので、このような支援は大変ありがたいです。アジアパシフィックアライアンスに感謝します。

Nissa S Marino 写真左ニッサ マリノ(25歳)

私は夫と5人の子どもと一緒に暮らしています。主な収入源はココナッツの栽培ですが、台風によってココナッツ畑も私の家も大きな被害を受けました。被災後は自分たちで建てた小さな家に暮らしていましたが、アジアパシフィックアライアンスの支援で生活に必要な物資を手に入れることができました。

Nissi A Macatayongニッシ マカタヨング(58歳)

私は海の近くに暮らしていましたが、台風によって家が流されてしまいました。台風の間は他の村に避難していましたが、全財産を失ってしまいました。そんな私にとって支援物資は非常に助かりました。心から感謝します。