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【A-PAD韓国】山火事発生から1年経過 復興支援を継続

2026.03.31

昨年3月、韓国の南東部は大規模かつ記録的な山火事に見舞われ、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)韓国は発災直後から緊急支援にあたり、その後も仮設住宅への物資支援(企業等からの支援)、被災者の写真撮影、コミュニティ空間作りなどの復興支援を続けてきました。

中でも新たな支援のあり方を示した写真撮影による被災地のコミュニティ復興支援「タシボム・プロジェクト」ついてご紹介します。昨年7月に実施した本プロジェクトは、被災地に住む高齢者の「心の復興」を支援する目的で行いました。

◆プロジェクトの背景

慶尚北道・盈徳(ヨンドク)などの山火事被災地では、家屋や家財道具だけでなく、結婚式や子どもの成長記録といった「大切な思い出の詰まった写真」もすべて焼失。高齢者の方々は「写真が一枚も残っていないのが一番悲しい」と失意の状況にありました。

◆ 「タシボム(再び、春)」写真館の活動

上記の状況を受けて、写真を通じて被災者の心理的・情緒的な回復を助けるプロジェクトを実施。地域のボランティア(元美容師の住民など)の協力を得て、高齢者の方々にメイクを施し、色鮮やかな韓服(ハンボク)を着用してもらい、プロの写真家が撮影を担当。画像修正技術も使い、参加者が自信を持って笑えるようサポートしました。

◆プロジェクトがもたらした変化:心の復興支援を後押し

当日は撮影のみならず、撮影の過程で住民同士が鏡の前で笑い合い、お互いの姿を褒め合うなど、コミュニティに活気が戻りました。

参加者からは、「80歳なのに、60歳の時の写真より若く見える」「自分がこんなに綺麗だとは思わなかった」と嬉しい声も寄せられました。

本プロジェクトを通じて、火災という悲しい経験に対する物資面の支援だけでなく、「思い出の復元」や「笑顔の回復」という心の復興支援を後押しすることができました。

A-PAD韓国は今後も被災者の心に寄り添い、必要とされる支援を続けていきます。