A-PADインドネシア は2025年5月にニュースレター第1号を発行しました。本号では、外務省の支援を受けている令和6年度日本NGO連携無償資金協力（インドネシア事業）の第一四半期（2025年2〜4月）の情報を中心にお届けします。

A-PAD Indonesia Q1 Newsletter 2025.05

2025年2月から始まった事業、「マルチセクター連携推進による災害に強い観光村コミュニティの災害レジリエンス力構築」では、バリ州、西ヌサトゥンガラ州、東ヌサトゥンガラ州の3州における持続可能で災害に強い観光地づくりに重点を置いています。

3月には3州で各地域の地方政府や関係者などが集まり、本事業の目的や今後の活動について共有するキックオフミーティングを開催しました。

4月には3州で災害リスク削減・気候変動適応（DRR-CCA）フォーラムの設立、気候変動リスクを踏まえた防災・減災行動計画の策定を実施しました。

観光村コミュニティの強靱性（レジリエンス）構築を目的とするフォーラムでは、多様なステークホルダーが参加するプラットフォームとして、活動の計画・実行、モニタリング、評価を行い、災害リスク削減や気候変動適応に繋げていきます。同時に、フォーラムは地域社会への教育やエンパワーメント、セクター間の連携促進、災害や防災への意識向上にも寄与します。

また、防災・減災行動計画の一環で災害リスク分析も実施しました。各地域における地震、洪水、地滑りなどの潜在的災害を想定、評価、マッピングすることで、脆弱な地域を特定し、インフラや地域社会への影響を推定できます。この分析結果をもとに、災害に強いインフラ、避難計画、緊急事態への備えに関する公衆教育など、リスク削減戦略を立案しました。

ぜひニュースレターで詳細をご覧ください。