【A-PADインドネシア】チアンジュール地震のWASH支援をテーマにワークショップ開催
2024.07.25
インドネシアでは、2022年11月21日に西ジャワ・チアンジュールでマグニチュード5.6の地震が発生し、602人が亡くなり、11万人以上が避難生活を余儀なくされました。A-PADインドネシアは、緊急時に物資支援などを実施したほか、同年11月から翌2023年4月まで被災地で「WASH」の支援を展開。WASHは、Water(水)、Sanitation(トイレ)、Hygiene(衛生)の頭文字の組み合わせた言葉で、より多くの人が清潔で安全な給水設備とトイレを使えるよう、適切な衛生習慣を普及・定着させる活動です。A-PADインドネシアは、チアンジュールのローカルパートナー「RT/RW(エルテー/エルウェー:町内会)」のリーダーと連携し、復興後にも半永続的に使用できる水衛生設備の設置を支援しました。
2024年7月2日、チアンジュール地震後のWASH支援活動に携わってきた保健局、地方防災局、市民団体など約40人が集まり、「緊急対応時のWASHステークホルダー強化のためのワークショップ」が開催されました。オンラインでも実施されたこのワークショップには、西ジャワ州だけでなく中部ジャワ州の市民団体や地方防災局のスタッフ、スマラン国立大学の関係者も参加しました。
ワークショップでは、これまでのWASHの活動について振り返るとともに、RT/RW(エルテー/エルウェー)のリーダーが現在のチアンジュールの状況を説明。地震後の被災地で設置した共同沐浴場兼トイレ(MCK)は、その多くが個人宅の浴室・
A-PADインドネシアでは、これまで1年半以上にわたり、緊急時対応のための民間支援調整ネットワークのハブ機能の役割を果たせるような努めてきましたが、今回のワークショップはその中でもWASHサブクラスターが災害対応で担ってきた役割と経験・知識を共有するものです。