A-PADフィリピンは、８月、フィリピン中部アルバイ州の都市レガスピ市と、ルソン島南東部のナガ市、フィリピン商工会議所ビコール支部、アルバイ商工会議所と共同で、コミュニティレベルのビジネスマネジメントやアドボカシーに関するフォーラムを開催しました。8月19日にレガスピ市で、22日にはナガ市で開催し、合わせて100社を超える中小企業が集結しました。

フォーラムの主な目的は、災害時や災害後の地域社会において、零細企業が果たす役割について議論し、マルチセクターでの連携により企業の事業継続計画（BCP）を強化できるよう連携を促進することにあります。フォーラムは、集まった企業の代表者やBCP担当者らが、オープンディスカッションやネットワーク形成の場として機能しました。

地域コミュニティにおける零細企業は、単なる地域経済の担い手ではなく、人々の日常生活を支え、商品やサービスを提供する地域社会の活力の源であり、自治体や商工会議所、その他のステークホルダーと連携することで、地域全体のレジリエンス向上につながることを確認しました。

また、A-PADフィリピン、レガスピ市、アルバイ商工会議所、フィリピン商工会議所ビコール支部の間で、零細企業の災害へのレジリエンス強化のための誓約書に署名しました。