【COVID-19/A-PADインドネシア】グローバルコンパクトネットワークとパートナーシップ協定締結@国際シンポジウム
2021.06.23
https://www.youtube.com/watch?v=p4imcGZShjo
A-PADインドネシアは、6月10日、首都ジャカルタのシャングリラホテルで、「コラボレーション」をテーマに初の国際シンポジウム「未来の課題に立ち向かうためのカギ 〜パンデミック後の景気回復のために」を開催しました。インドネシアの企業や行政、NPOなどの防災関係者のほか、A-PADに加盟する日本、韓国、スリランカ、バングラデシュ、フィリピンから総勢約180人が参加し、会場とオンラインでつなぎました。
会議では、インドネシアの政府や企業、日本大使館、各国A-PADの代表らがスピーチをしました。以下スピーチの内容の抜粋です。
・駐インドネシア 金杉憲治 大使(開会挨拶):
今年は、東日本大震災から10年に当たる年で、事前の防災投資の重要性を改めて強調したい。災害からの復興は単にもとに戻すのではなく、災害リスクの軽減を主流化した「よりよい復興(Build Back Better)」を行うこと、そして民間セクターと協力して災害に強い社会を構築するが重要である。
・A-PAD 大西健丞 CEO:
私たちはこれまで民間企業を含む多くのセクターが災害支援に関わる機会を促進し、多様な方法であらゆる関係者と協力関係を確立させてきた。例えば、A-PADジャパンは、民間企業と市民団体が連携し、日本国内において災害支援を行うための仕組みである緊急災害対応アライアンス「SEMA」(シーマ)の設立に参画し、平時から加盟各社が持つ物資・サービスなどをリストとして集約。2020年7月の豪雨災害時には、コロナ禍にありながら、たくさんの物資を被災地に届けた。
・A-PADインドネシア シンタ・カニアワティ代表:
アジアで頻発する様々な大災害からより良い回復と発展のため、特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による大きなダメージから復活するため、各国・地域の経験を共有する機会を設けることで、地域のパートナーシップを強化していくことが重要。こうした国際シンポジウムを通じて、それぞれが学び合うチャンスとしていこう。
シンポジウムの最後には、A-PADインドネシアとインドネシアグローバルコンパクトネットワーク(IGCN)の間の戦略的パートナーシップ協定が締結されました。このコラボレーションは、アフターコロナの経済成長を加速するために、災害リスクの軽減と軽減の取り組みにおける民間セクターの役割を高めることを目的としています。
シンポジウムの詳細は、防災・災害情報を発信するウェブサイト「Disaster Channel」にも掲載されました。くわしくはこちら