ホーム最新ニュース【熊本地震】58世帯203人が暮らすテント村の生活を改善
【熊本地震】58世帯203人が暮らすテント村の生活を改善
相次ぐ地震の影響で多くの住宅が被害を受けた熊本県では、各地で仮設住宅の建設が始まっています。私たち緊急合同支援チーム(A-PADジャパン/Civic Force/Peace Winds Japan)が活動する益城町でも、4月6日から津森校区と広安第1、飯野校区の3カ所のグラウンドに合わせて160戸の建設が始まり、6月中旬には完成する予定です。また、9日からは熊本県が民間の賃貸住宅を借り上げて無償で提供する「みなし仮設住宅」の受付窓口が益城町に開設されました。
他方、少なくとも1,000棟が全壊した益城町では、15カ所の避難所に3,728人(益城町災害対策本部発表 5月9日午前時点)の避難者の方が生活しており、いまなお車中泊を続ける人も多くいます。
避難生活の長期化が予想される中、チームは現在、総合体育館横の芝生広場(39世帯・149人・59頭)と、再春館ヒルトップ(19世帯・54人・28頭)の2カ所でテント村を設置・運営しています。
なかでも朝9時から17時まで毎日オープンしている総合体育館横・芝生広場のカフェは、避難されているみなさんの交流スペースとして定着しつつあります。また、ヒルトップ・テント村では、少しでも快適に過ごしていただけるよう、5月上旬までにシャワー室とトイレ、洗濯機、遮熱シートなどを設置。大きな避難所に比べて、情報を集めにくいテント生活者の方々の声を受けて、地デジ用アンテナや、大雨に対応するためのパレットなどを取り付け、タープの補修も行いました。
また、いまだ車中泊を続けている人たちを対象に、現状の調査を継続しており、ヒルトップテント村への入居を検討している人に、新たな避難先の一つとしてテント村での生活について説明しています。
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