【フィリピン】台風27号被災者支援、3,600世帯に支援物資を配布
2016.01.13
2015年12月に台風27号がフィリピン東部のサマール島北部、ならびにルソン島南東部に相次いで上陸し、暴風、大雨により各地に被害をもたらしました。フィリピン国家災害リスク削減委員会(NDRRMC)によると、この台風により42人が死亡、24人がけが、4人が行方不明となっているほか、30万戸余りの家屋が被災したと報告されています。
A-PADは加盟団体のCitizens’ Disaster Response Center (CDRC)などと協働し、台風通過後、現地にスタッフを派遣し、被害状況を調査。ルソン島南東部のソルソゴン州で被害が大きかった地区に住む3,600世帯を対象に食糧の支援物資を配布することを決定しました。
12月30日には4地区にて支援物資(米10キロ、ムング豆1キロ、乾燥魚1キロ、イワシの缶詰6缶、食用油1リットル)を配布を行いました。
今回の支援物資配布に際し、ソルソゴン州防災局(Sorsogon Provincial Disaster Risk Reduction and Management Office (SPDRRMO) )より支援物資輸送用トラック4台の無償提供を受け、ソルソゴン商工会議所ならびにソルソゴン州に隣接するアルバイ州のナガ市の商工会議所から各代表者が支援物資配布に参加したほか、ソルソゴン商工会議所より支援物資の提供を受けました。
A-PADでは引き続き、A-PADフィリピンの設立に向けNGO、政府、企業等と連携を深め、各アクターが連携して迅速な災害支援が行えるようプラットフォーム構築を進めていきます。
※上記事業は、外務省のA-PADに対する拠出金(初動支援資金)、「日本NGO連携無償資金協力事業」による資金などで実施しています。