【九州豪雨】企業と連携、調査翌日に物資を配布
2017.07.09
久喜宮小学校の避難所では、下着が入った複数のダンボールを開けた瞬間、避難者の方々から歓声があがりました。発災直後から着の身着のまま避難所にたどりつき、3日以上着替えていない人が多くいたからです。
避難所を運営する市役所の担当者は「着替えの支援物資は初めて。依頼した翌日に希望した物資が届き、その早さに驚いた」と話していました。
「ふかふか!今日からぐっすり眠れそう」
また、約200人が身を寄せる朝倉市内最大規模の避難所である杷木中学校の体育館では、マットレスを配布。6日に実施した調査の際、硬く汚れた運動用のマットに寝ていたお年寄りや子どもたちから「寝苦しく疲れがとれない」との声があり、急遽調達した100枚は、避難者の方々に喜ばれました。
「家にいたら膝の上まで水が来て、お母さんたちと逃げた。怖かった」と話すのは、杷木中学2年の岩下優生くん。避難所で使っていた体育用のマットは硬くて寝づらかったそうですが、新しいマットレスを見て「ふかふか〜。今日からぐっすり眠れそう」と喜んでいました。
今回の物資は、レスキューチームを構成するCivic ForceやPeace Winds Japan、A-PADジャパンが提携する企業との協力により実施されています。2日間合わせて1800枚を配布した下着はCivic Forceと協定を締結するグンゼ(株)から、マットレスは三井化学(株)からの提供を受けて避難所に届けることができました。一刻も早く必要なところに必要な支援を届けるために、被災地での迅速な対応を多くの方々が支えています。
チームでは本日9日も朝倉市や日田市、東峰村の避難所や孤立した集落などをまわり、被災した方々のニーズ調査と物資調達の活動を続けています。
引き続きの応援をよろしくお願いいたします。皆さまからの貴重なご寄付は、