【熊本地震】10/2 復興トレイルラン大会でボランティア
2016.10.02
10月2日に、熊本で「復興トレイルラン大会」が実施され、A-PADジャパンのパートナー「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」のボランティアの皆さんが大会運営をサポートしました。
森や山中、自然公園など未舗装の道を走るスポーツ「トレイルラン」。九州初のトレイルランレースとして平成20年に始まった「九州脊梁山脈トレイルランin山都町」は、九州脊梁山地の小川岳・向坂山・三方山など標高1,500m超の尾根筋約35kmを走る「山の鉄人」レースです。今年で9回目を迎えましたが、今回は4月の地震とその後の豪雨の影響で、開催そのものが危ぶまれました。しかし、来年の10周年に向けて、これまで続けてきた地域の行事を絶やしたくないと開催を決意したそうです。
他方で例年大会を盛り上げてきた地域の役員や住民の方々は、田畑や家々の修復などに追われ、今年は大会運営を担う人材やボランティアが不足していました。そこで、「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」の呼びかけによって集まった8人がボランティアとして参加。大会前日に実施される前夜祭の準備や当日のランナーの給水・受付など大会の運営をサポートしました。
【A-PADジャパン×佐賀から元気を送ろうキャンペーン】
「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」は、震災支援のためにアクションを起こしたいと思う佐賀県民の「プラットフォーム」。現在、NPOや企業を中心に29団体が賛同団体として登録されています。事務局は、認定NPO法人地球市民の会、公益財団法人佐賀未来創造基金、NPO法人CSO推進機構が担い、東日本大震災後には3年間で14のプロジェクトを実施しました。(http://www.genkiokurou.jp/)
佐賀に事務所を置くA-PADジャパンは「パートナー協働事業」を通じて、この「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」が実施する被災地ボランティア派遣の活動をサポートしています。熊本地震では、被害の大きかった益城町などで支援物資の手配・配送やテント村・ユニットハウス村の設置・運営などを続ける緊急支援合同チーム(A-PADジャパン/Civic Force/Peace Winds Japan)に50人以上のボランティアを派遣。参加ボランティアは、熊本に支援に行く前に佐賀に集合し、現地の状況などを引継ぎする切れ目のない支援となる体制づくりにも力を入れています。
また、日々変化する被災地のニーズに応えるため、人材バンクの運営を行い、様々な職種のボランティアを募集。手に職がある介護士、保健師など資格保有者のボランティア派遣も実施し、ボランティア希望者と現地ニーズのマッチングを行っています。