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【A-PADインドネシア】ジャカルタで災害アウトルックフォーラム

2022.07.23

A-PADインドネシアは、7月22日、ジャカルタのサンポネラ・ストラテジック・スクエアで「災害アウトルックフォーラム」を開催し、オンライン含め約90人が参加しました。
本イベントでは、”観光防災”の取り組みを進めるインドネシア国家防災庁 (BNPB)、バリ州政府、ホテル協会の関係者らが登壇し、現在バリ州で進められている観光防災の取り組みやA-PADとの連携などについて紹介しました。
開会挨拶を務めたA-PADインドネシアのシンタ・カニアワティ

開会挨拶を務めたA-PADインドネシアのシンタ・カニアワティ

世界的な観光リゾート地であるバリ州には、多くの観光客が訪れますが、災害時における旅行者の安全・安心確保に向けた対応については、事前準備や発災後の対応など地域の自治体や観光事業関係者らの連携体制づくりが求められています。A-PADインドネシアは今、関係者をつなぐ”観光防災”の取り組みに力を入れていますが、その事業地の一つであるバリ州ヌサドゥア地区では現在、観光防災の要となるホテルへの防災認証制度の導入を推し進めており、8月末までに地区内全24施設が防災認証取得を目指しています。また、観光経済特区やヘルスケア経済特区を新設し、経済特区内に新設する施設にも防災認証取得を前提とした建築を推進していく計画です。
11月にインドネシアで開催されるG20(主要20カ国の財務大臣中央銀行総裁会議)で防災の取り組みをアピールする予定

11月にインドネシアで開催されるG20(主要20カ国)首脳会議で防災の取り組みをアピールする予予定

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災害は、必ずしも一国だけの被害にとどまるものではありません。2004年12月にインドネシアで発生したスマトラ島沖地震ではタイのリゾート地プーケットを津波が襲い大きな被害が生じました。A-PADでは、インドネシアが取り組む観光防災「バリモデル」を、各国に展開し、災害が少ない国からの観光客の保護にも力を入れていくことを計画しています。