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【A-PADネパール】新プラットフォーム設立プロジェクト始動!

2021.11.04

災害の多いネパールで、A-PADが進めてきたプロジェクト「災害リスク軽減のためのマルチセクタープラットフォームの構築およびコミュニティのレジリエンス向上」(ODA 日本NGO連携無償資金協力事業)が、2021年10月31日、ネパール女性省・社会福祉協議会で承認され、ついにA-PADはネパールでのプラットフォーム構築に向けて動き出しました

本プロジェクトでは、首都カトマンズで現地NGOのNational Business Initiative(商工会議所)とナショナルプラットフォーム設立に向けた活動を展開します。また、洪水被害の多い第1州で、Youth Development Centerと連携し、地方プラットフォームの設立を目指すとともに、災害ボランティアの育成など地域の災害対応能力を向上させ、ネパール国内に展開していく最初の州として支援する計画です

NEPAL

 

ネパール大地震  A-PAD初の国を超えた大規模支援

A-PADがネパールで活動するきっかけとなったのは、2015年4月に発生したネパール大地震です。A-PADは発災直後に災害支援NPOと連携して日本から出動し、カトマンズ市内とシンドパルチョーク郡で災害救助犬による探索活動を行いました。同時に、スリランカやバングラデシュのA-PADパートナー団体からもスタッフが派遣され、特にA-PADバングラデシュのパートナー、ダッカコミュニティ病院の医療チームはモバイルクリニック(移動診療)を展開しました。A-PADのメンバー国間で、国を越えた支援が初めて大規模に行われた事例となり、ネパールでA-PADの活動の重要性が知られることとなりました。

また、2017年8月の洪水被害で、A-PADは現地NGOを通じて、モラン郡で緊急支援を展開し、低所得者を対象に毛布やマットレス、トタン板などの越冬物資の配布を行いました。

 

アジア7番目のプラットフォーム設立に向けて

こうした災害時の緊急支援活動をきっかけに、A-PADはバングラデシュ、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、スリランカに次ぐ7番目のA-PADプラットフォームの設立に向け、ネパールでニーズ調査を行ってきました。2021年にはコロナ禍のパンデミックが続く中、日本から2名の常駐スタッフをネパールに派遣。現地で調整を続け、ついにプラットフォーム構築に向けた一歩を踏み出しました。

本事業を始めるまでに、様々な課題を乗り越え、また、多くの方にご支援いただき、ようやくスタート地点に立つことができました。皆様のご支援に深く感謝するとともに、これからのネパールの活動を応援いただけると幸いです。

ネパールの防災能力向上のため、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

▽A-PAD寄付ページ
http://apadm.org/japanese/donate/

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