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【A-PADインドネシア】「コロナ×防災  企業の役割とは?」ー防災オンラインセミナーを企画・実施

2020.10.31

インドネシアのベテラン・ジョグジャカルタ大学(UPN Veteran)主催のウェビナーシリーズ「Sekolah PRB(防災スクール)」の第16回が、10月15日、オンラインで開催され、政府や大学、ホテルの防災関係者ら28人が参加しました。テーマは「パンデミックとコミュニティ防災 〜民間企業はどんな役割を果たせるか?」(意訳)。A-PADインドネシアが企画し、A-PADインドネシア代表のSinta Kaniawatiがモデレーターを務めました。

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パネリストには、国家防災庁・局長やアルタ・グラハ・ケア財団代表(写真下)、西ヌサトゥンガラ州の村のコミュニティ・ビジネス責任者の局長、アルナ・ホテル・グループ社長のほか、A-PADインドネシアのスタッフも登壇しました。

 

アルタ・グラハ・ケア財団代表(Heka Hertanto氏)

 

冒頭、防災庁・局長がビジネス業界に関連するコロナ対策の法制度について説明しました。

次に、インドネシアのアルタ・グラハ・ケア財団の代表が同グループの事業所が取り組んでいるコロナ対策について紹介。BCP策定や地域住民への感染予防に関する啓発活動、地域コミュニティの防災計画のアドバイス、地域住民への物資支援などの取り組みについて報告しました。

西ヌサトゥンガラ州の村からは、コミュニティ・ビジネス責任者が登壇し、健康保険の加入補助や個人防護具の配付、食料支援、地域振興など同村のコミュニティ・ビジネスについて紹介しました。

アルナホテル・グループ代表(Elizabeth Weni Kristianti氏)

また、アルナ・ホテル・グループ社長(写真上)は、今年5月に医療従事者の自己隔離施設としてホテルを提供した際の感染防止対策の経験を共有しました。

そして、A-PADインドネシアは、バリ州と西ヌサトゥンガラ州で実施中の「マルチセクター連携によるホテル観光業のレジリエンス強化」プロジェクトについて紹介しました。

なお、参加者からは、「コミュニティ防災に取り組む民間企業への補助金は?」「コロナ感染対策として中小零細企業が取り組めることはあるか?」「ホテルでは、どのような感染対策が有効か?」などさまざまな質問が寄せられました。