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【A-PADバングラデシュ/COVID-19】「感染から身を守ろう!」ー各地で公衆衛生キャンペーンを展開

2020.03.28

A-PAD加盟6カ国の一つ、バングラデシュは、世界で最も人口密度が高く、また最も貧しいと言われる国の一つです。出稼ぎで海外へ働きに出る人も多く、行き先はサウジアラビアやイタリア、フランス、アラブ首長国連邦など欧州や中東など全世界に広がっています。

こうしたなか、バングラデシュのIEDCR(疫学・疾病管理研究所)は、3月24日時点で39人の新型コロナウイルス感染者が確認され、4人が死亡したと発表しました。また、712人が新型コロナウィルス感染症に関する検査を受けており、2,313人が自宅隔離となっています。同国での最初の感染はイタリアからの帰国者2人とその家族だったと発表されています。

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A-PADバングラデシュは最初の感染者が確認されたシルハット管区で、3月、公衆衛生キャンペーンを実施しました。シルハット管区のハビガンジ地区は、海外へ働きに出る人が多く、新型コロナウィルス感染症にかかる確率が高い地域の一つです。地元の医療系NGOダッカコミュニティホスピタルトラスト(DCHT)とともに、新型コロナウイルス感染症の主な症状や予防方法を解説するスタンドバナーやリーフレット5万部を作成し、7管区で配布。同時に”手洗いゾーン”をバングラデシュの各地に設置し、手洗いの徹底など衛生意識の向上を呼びかけました。

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また同国の首都ダッカで5回、6管区で各1回、感染予防の講習会を実施。ビデオなどを使って衛生管理や正しい手洗いの方法などを伝えました。