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【台風22号】ルソン島中部で被害状況を調査

2018.09.18

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日本からフィリピンへ派遣された緊急合同支援チーム(A-PAD/PWJ)「空飛ぶ医師団」は、調整会議の結果に基づき計画を変更し、16日、ルソン島中部にあるセント・サイモン地区で聞き取り調査を行いました。地域コミュニティのリーダーであるシルバ氏によれば、この地域は水害のために14世帯61人が避難しています。避難所に避難している人以外にも、被害を受けながらも自宅周辺などにとどまっている人が複数いるとの情報もあります。避難物資は届いていませんが、けが人などはなく、現時点で医療ニーズや行方不明者の捜索のニーズなどもないことを確認しました。

緊急支援チームの医師・看護師・救助犬など一部メンバーは、本日までに帰国しましたが、フィリピンでは被害の実態がつかめていない地域もまだ多くあります。A-PADフィリピンやパートナー団体によれば、観測史上最強と言われた2013年の台風ハイエンの時に比べて今回の被害は少ないものの、台風が直撃したイロコスや遠隔地にあるコルディレーラ、水害の被害を受けたセントラルルソンなどの地域には、まだまだ支援の手が足りていません。被害の大きかったトゥゲガラオのあるカガヤン州にはすでに多くの国際NGOが支援を開始しており、A-PADフィリピンやCDRC、PDRFなどのパートナー団体が被害状況の調査と緊急支援物資の配布などの活動を開始しています。A-PADでは、引き続き現場での活動をサポートしていく予定です。