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【九州豪雨】発災から1週間、少しでも前へ進めるように

Updates from Japan

【九州豪雨】発災から1週間、少しでも前へ進めるように

2017.07.13

九州豪雨で甚大な被害を受けた福岡・朝倉市内には、7月12日現在、424世帯840人の方が9カ所の避難所に身を寄せています。緊急合同支援チーム(A-PADジャパン/Civic Force/Peace Winds Japan)は、今日も早朝から福岡・朝倉市内の避難所をまわり、物資配布の活動を行いました。

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首に巻く保冷剤で暑さ対策を

本日、杷木中学校と久喜宮小学校に配布したのは、首に巻く保冷剤267個。8日にウレタンマットを届けた杷木中学校では、食料や水などの物資は足りている一方で、暑さ対策や体を休めるための物資の需要が高いとわかり、調達・配布しました。

また、約200人が避難している朝倉市内の「サンライズ杷木」で、洗濯物を干すスタンド6基を調達・設置。乳幼児を連れた女性のために、人目を気にせず授乳できるスペースも設けました。

これらは本日午前中に実施したニーズ調査の際、避難者の方々の多くが洗濯物を細いロープで干していたことや授乳スペースとして使われていた体育館2階が周囲から丸見えだったことを受け、避難者の方に話を聞いた上で設置しました。

発災から1週間が経過し、ようやく自宅の片付けなどに戻る人もいるなか、家屋の全壊・半壊などで帰ることができず、避難所で寝泊りをする方々はまだ大勢います。チームでは引き続き、避難者の方々が少しでも前に進めるように、それぞれのニーズにできるかぎり沿った支援活動を行っていきます。

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再び杷木地区で行方不明者を捜索

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また、福岡県では依然、行方がわからなかったり連絡が取れない人が20人以上いて、警察や自衛隊が行方不明者などの自宅周辺だけでなく川沿いなどにも範囲を広げおよそ300人態勢で捜索にあたっています。

チームでは11日、福岡県朝倉市杷木地区の被害現場に福岡県の警察などとともに再び入りました。捜索の現場は豪雨の爪痕が残り、濁った水や土砂が腰の高さまで堆積したり、流木が積み上がって前に進めないなど、捜索は難航していますが、8日に災害救助犬のハルクが示したがれきが積み上がった場所などを中心に、未だ見つかっていない行方不明者の捜索にあたりました。

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